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【第7回】事例紹介 ✅ 「どうなりたいか?」に目を向ける|NLP的カウンセリングで未来をひらく思考法


目次

はじめに|問題解決のその先へ

「イライラをなくしたい」
「不安から解放されたい」

こうした悩みを解決するためにカウンセリングを訪れる方がほとんどだと思います。
でも実は、カウンセリングの本当の力は、問題を解決するだけでなく、
その人の人生全体に前向きな変化をもたらすところにあります。

今回のテーマは、NLPでも大切にしている「目標の持ち方」。

「どうなりたくないか」から「どうなりたいか」へ、
意識を切り替えることで、私たちの未来はぐんと開けていきます。


A子さんの変化:イライラが減り、視野が広がった

これまで、ご紹介してきたA子さん。
「一日中、イライラと不安が止まらない」という悩みでカウンセリングに来られました。

カウンセリングを重ね、リラクセーション法を実践し、
職場での人間関係も見直していく中で、彼女は次第に落ち着きを取り戻していきました。

ある日、再び部下のミスが起きたにもかかわらず、
A子さんは驚くほど冷静に対処できたのです。

💬「こんな自分になれるなんて、思ってもみませんでした」

と語る彼女を、課長に抜擢した社長も大いに喜んでいました。


問題解決だけでは終わらないカウンセリングの力

A子さんの中で、ある変化が起こっていました。

かつては「とにかく不安とイライラをなくしたい」という思いが中心でしたが、
心に余裕が生まれるにつれ、**「これからどう生きたいか」**という視点が育ってきたのです。

彼女が語ってくれたのは…

🏡 プライベートの夢:

  • 家族ともっと旅行に行きたい
  • 定年後に小さなショップを開きたい
  • 自然のある場所で暮らしたい

💼 仕事でのビジョン:

  • 社員みんなが生き生き働ける会社にしたい
  • 公平感がある職場づくりをしたい
  • 会社をもっと大きく成長させたい
  • 自分が組織をリードする人材になりたい

そして彼女は、こう締めくくりました:

💬「その未来を実現するために、今の私にできることを少しずつやっていきたい」


NLPで大切にする「目標の持ち方」:回避目標 vs 接近目標

ここで、NLP(神経言語プログラミング)の重要な考え方を紹介します。

それが、「目標の表現は肯定形で持つ」こと。

❌ 回避目標とは?

「〜しないようにしたい」「〜にならないようにしたい」という目標の立て方。

例:

  • 「部下と話すときにイライラしないようにしたい」

この言い方だと、頭の中に浮かぶイメージは「イライラしている自分」。
結果的に、脳がイライラを強化してしまうリスクがあります。

✅ 接近目標とは?

「どうなりたいか」を、ポジティブな形で表現する方法。

例:

  • 「部下と話すときは、落ち着いて堂々と対応したい」

この表現は、なりたい未来の自分を脳にインストールする効果があります。


なぜ「どうなりたいか?」が重要なのか

人は悩んでいるとき、どうしても問題ばかりに意識が向きがちです。

  • 「また同じことが起きたらどうしよう」
  • 「私は変われないかもしれない」
  • 「何をしても無駄かも…」

そんなときこそ、カウンセリングでは少しずつ、

「そうならなくなったら、その先にどんないいことがありますか?」

と問いかけていきます。

この問いが、自分の意志や希望を思い出すきっかけになり、
行動と人生の方向性を変えていく力になるのです。


現実的な目標と、未来への希望

カウンセリングの後半では、
クライアントの中に**「今できること」「その先にある希望」**が結びつきはじめます。

  • できることが見える
  • 自分に力があると感じられる(自己効力感)
  • 状況は変えられるという希望(楽観性)

これらが揃ってくると、
問題解決だけでなく「人生の舵を自分で取る感覚」が育っていきます。


💡 今日の一言

カウンセリングは「今の問題」を解決するだけでなく、
その人の未来をひらく力を持っています。

「どうなりたくないか」ではなく、「どうなりたいか」に目を向けてみませんか?


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この記事を書いた人

専門分野 
コーチング・カウンセリング

国家資格
公認心理師
キャリアコンサルタント
中小企業診断士
保育士

その他資格
一般社団法人ここからだ 認定発達支援コーチ
米国NLP協会認定NLPトレーナー
米国教育キネシオロジー協会認定ブレインジムインストラクター
国際キネシオロジー大学認定タッチフォーヘルスインストラクター

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